ラミナリアという海藻の棒を入れる時、子宮の入口を引っ張られるのだけど、それが迷走神経を刺激したらしく失神しそうになった。
超音波で見たり内診して最後に赤ちゃんが動いていないのを確認したら、赤ちゃんの最後のエコー写真をプリントしてくれた。
処置が超絶痛かった。
ラミナリアが痛いんじゃなくて、子宮の入口を引っ張られてることが痛い。
痛いです、と最後に言ってからはうめき声が出た。
その後、診察台が下がって、座位になったら赤ちゃんの写真を渡されてそれを見て涙が出てきた。
痛かったのを我慢して、辛かったのも、赤ちゃんが赤ちゃんの形をしてるのも、処置の直前見た新生児の可愛らしさも、
刺激されて涙が出た。
看護師さんが、かわいい姿で眠っていますね、って声をかけてくれて一緒に泣いてた。
それから、泣いてたらどんどんお腹の痛みが増してきて、
トイレに行って全部出したいような、
下半身から全体が気持ち悪くなってきたと思ったら、
サーーっと視界が白っぽくなって、
「気が遠くなって来た」って言ったら、変な汗が出てきた。
看護師さんが再び椅子を倒してくれて、
血圧はかったら70の40、脈が45まで落ちて、
看護師さんが、私の顔も唇も真っ白と言ってた。
そのまま横になってるとようやく、白っぽかった視界がクリアに戻って来て、
血圧も戻ってきた。
先生が来て、これは迷走神経反射だって言った。
子宮の中を引っ張られて迷走神経が刺激された。
その対処法は、上半身を倒し、足を高くすることだそう。
体を倒したからよくなってきたけど、
処置室から自分の部屋までは車椅子で運ばれた。
「先生、ラミナリアは麻酔とかできないんですか?」
「これだけのためにはできないですね。」
「もし今回の手術で全部取り除けなかったら、また再そうはするんですよね?」
「そのときはラミナリアはもう使いません。一度拡げてるから大丈夫なんです。」
「また流産したら・・・」
「ラミナリアを使うのは珍しいことだから。妊婦さんの1割だから。その一割に入っただけだから・・・」
「妊娠するのが怖い・・・」
こんな話しをして泣きました。
看護師さんが、肩をさすってくれた。
もうヤダもうヤダもう二度といやだ。
新生児が近くの部屋にもいる。
かわいいと思うけど、泣き声聞いても、姿を見ても、もう少しで抱きしめられたと思うと悲しくなった。
処置で泣いてからは少し落ち着いた。
処置から一時間、生理痛みたいなものが少しずつまたひどくなって来た。
よく眠れなかったら痛み止めのお薬をもらおう。
食事は、鯖の煮付けと、ひじきの煮物、浅漬け、小松菜のおひたし
全部味が薄い。
薄味派でも、薄いと感じるんだから、これはまずいに分類されると…